こんにちは(^_^)/♡

良彩建装プランナーの石川です♪

 

 

 

 

前回https://www.ryousai-kensou.com/news/274926.htmlにて

ブリード現象の記事を書かせていただきました。

 

今回はシーリング材の種類と用途について詳しくお話したいと思います!

 

 

 

 

 


 

 

 

 

◆シーリング材とは

 

 

 

シーリング材(コーキング剤)とは、建物や構造物の防水性や気密性を保持する為に、継ぎ目や隙間に充填する材料の事で、シーリング工事(コーキング工事)の大きな目的は、『雨漏りを防ぐ防水機能』と地震や振動などによって建物が揺れた際、『伸縮性によって建物を守る応力緩和機能』の2つが挙げられます。
分かりやすく言いますと、粘液状のシーリング材を建物等の隙間に注入するイメージです。


また、シーリング工事とは、主に外壁サイディングのボードとボードの継ぎ目、ALCパネルの継ぎ目、PCパネルの継ぎ目、モルタルのひび割れなどをシーリング材で埋める工事の事を言います。


建物の周辺環境によって異なってますが、紫外線等の影響を受けて、約5年を過ぎたあたりからシーリングのひび割れ、肉痩せ、剥離、破断等の経年劣化がはじまります。
シーリング材の経年劣化が始まると、建物の防水機能や応力緩和機能が失われ、雨漏りや外壁のひび割れの原因となりますので、定期的にシーリングの状態を確認する事が大切です。

 

 

 

 


 

 

 

 

◆シーリング工事

 

 

 

シーリング材を用いた工事には、「打ち増し」「打ち替え」の2種類の工法があります。

 

 

◇打ち増し工事

既存のシーリングの上からシーリング材を打つ

 

 

◇打ち替え工事

既存のシーリングを剥がして新しくシーリング材を打つ

 

 

 

 


 

 

 

 

◆シーリング材の種類・特徴

 

 

 

 

◇ウレタン

 

ウレタン系シーリング材は、耐久性が非常に高いのが特徴です。

硬化すると弾力性を持ち、密着性が高いメリットもあるため外壁のひび割れや目地の補修によく使用されます。
ただし、耐候性が低く、紫外線に弱い・ホコリが吸着しやすいなどのデメリットがあることから、屋外で使用する場合は塗装での保護が必要です。

また、塗装後に汚れにくいノンブリードタイプもあります。

 

【主な使用用途】

ALC・窯業系サイディングの目地
窓枠まわりの目地
コンクリートのひび割れ補修

 

 

 

 

◇シリコン

 

シリコン系シーリング材(シリコンコーク)は、耐候性・耐水性・耐熱性に優れていて、比較的価格が安いことからコストパフォーマンスが良いシーリング材です。

充填後にシリコンオイルが出るため、周辺が汚れやすく上から塗装できません。

専用プライマーを使用すれば塗装可能なケースもありますが、基本的に外壁には使用しないシーリング材です。

 

【主な使用用途】
ガラスまわり目地
屋根瓦の補修
浴室・浴槽・洗面台・キッチンまわり

 

 

 

 

◇アクリル

 

アクリル系シーリング材は、水性タイプで作業性に優れているのが特徴です。

価格は安いですが、硬化後に肉やせが起こる性質があり、耐候性・耐久性が低いデメリットがあります。
新築時に使用されることはありますが、メンテナンス性を考慮するとリフォーム工事ではあまり使われません。

 

【主な使用用途】
ALCの目地
塗装・クロスの下地処理

 

 

 

 

◇変性シリコン

 

変成シリコン系(変成シリコーン系 )シーリング材は、ウレタン樹脂を原料としたもので、耐候性・塗装性に優れていることからさまざまな用途に使用できるのが特徴です。

シリコン系よりも耐久性が低く、ウレタン系よりも密着性が劣るデメリットがありますが、硬化後に塗装が可能なので外壁にも使用できます。

 

【主な使用用途】
窯業系サイディング・コンクリート・ALC・タイルなどの目地・サッシまわり
躯体・板金加工など

 

 

 

◎シーリング材には1液性と2液性があります。

◇1液性

 

缶タイプやコーキングガンを使用するタイプがあり、そのまますぐに使えるのが特徴です。準備に手間がかからず、部分補修や施工箇所が少ないときに使用されます。

 

 

 

 

◇2液性

 

主剤と硬化剤が分かれているタイプです。専用の撹拌機でしっかりと混ぜ合わせる必要がありますが、用途に合わせて分量を多く作ることができます。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

以上、シーリング材種類と用途についてお話しましたヽ(^o^)丿

 

シーリング材のメンテナンスは、10年に1度を目安に行う必要があります。
劣化症状が重くなるとその分メンテナンス費用が高くなる場合もあるので、劣化症状が軽いうちにしっかりとメンテナンスをすることをおすすめします。

 

一度、ご自宅の外壁目地をチェックしてみて下さい★

 

 

 

 

 

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