こんにちは(^_^)/♡
良彩建装プランナーの石川です♪
今回は、ブリード現象についてお話させていただきます。
ブリード現象の「ブリード」の語源は、英語で「にじみ」を表す「Bleeding」。
外壁のコーキング部分に、灰色の汚れ、黒ズミが出てきてベタついた状態になっていると、ブリード現象が起きている可能性が高いです。
◆ブリード現象の原因
ブリード現象は、可塑剤(かそざい)という成分と塗料の反応が原因で発生します。
可塑剤とは、コーキング剤に含まれる添加物のことです。シーリングに柔軟性を持たせるために、下地処理として使われます。
可塑剤の入ったシーリングの上に塗装をおこなったとき、両者の相性が悪いものを使用すると、反応が起き、約1~2年で可塑剤が塗装面へと溶け出してしまいます。
すると、成分が表面に滲み出て、塗装の変色、変質につながります。気温の寒暖差によるサイディングボード等の膨張や収縮の動きに対応させるため、シーリングの柔軟性は大切な要素です。
それぞれの特徴や施工対象箇所に合ったシーリング剤を選ぶことが大切です。
◆ブリード現象が起こると・・・
・美観が損なわれる
目地に充填されているシーリングにブリード現象が起こると、黒く変色して目立ちます。
外壁が黒い色ならまだしも、白系やグレーなど淡い色のときは悪目立ちして、美観を損ねてしまうので注意が必要です。
また黒い外壁であっても、変色にはムラがあり灰色が強くなる場合もあります。変色は意図しない形で色が出るので、美観を意識するのであればブリード現象は避けたい現象です。
・耐久性が悪くなる
ブリード現象が起こると、塗料と可塑剤が反応して塗料が変質します。塗料に変質が起こることで、本来その塗料にある耐久性が低下し塗装の劣化が早まり、短期間で塗り直しが必要になる恐れがあります。
また変色するまでの期間も1~2年と早いので、塗装をやり直すまでの期間もかなり短いです。メンテナンスのコストを抑えたい場合は、ブリード現象にも注意しておくべきでしょう。
ブリード現象が起こりやすい場所は、サイディングの目地のほか、モルタルのひび割れ補修にシーリングを使った場所があげられます。
◆ブリード現象を防ぐ為には
①ノンブリードタイプのシーリング剤を使用する
近年では可塑剤が含まれない、ノンブリードタイプのシーリング剤が販売されています。現在施工されている住宅ではノンブリードタイプのシーリング剤が主流ですが、念のため施工前に業者に確認しておくと安心です。
新築の場合はノンブリードタイプのシーリング剤を使用しているかを確認しておくと良いでしょう。メンテナンスでシーリングを充填する場合は、ノンブリードタイプのシーリング剤を使用してほしいと業者に伝えておくと確実です。
②ブリード現象を防止するプライマーを塗布する
上記でお伝えしたように、近年はノンブリードタイプが主流ですが、過去に施工したシーリングは可塑剤が含まれている可能性があります。どのようなシーリングを使用したか不明の場合は、ブリード現象を防止するプライマーを塗装前に使用してください。
ブリード現象を防止するプライマーは、シーリングと塗料の成分が反応するのを防ぐため、ブリード現象が起こりにくくなります。シーリングに塗装を依頼する際は、シーリングに可塑剤が含まれている可能性を業者に伝えるとより確実です。
上記の対策をすることで、ブリード現象を予防することができます。
ブリード現象が発生するということは、コーキングが劣化しているということ。
雨漏りや断熱性能の低下、藻、カビ、コケの発生原因にもつながります。
今一度、注意してみてください。
今回は、外壁に発生する灰色のベタつき、「ブリード現象」についてお話してきました。
みなさんのお家についても、思い当たるところはありますか?
次回はシーリング剤の種類・用途についてお話したいと思います!
ではまた(^_^)/
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